雪深い新潟県の先人の知恵によって今も続く、雪下にんじん。
トマトなどもそうですが、過酷な環境で育つ果実は、
その実に栄養価や甘さをたっぷりと貯えます。
雪の下でじっくりと寝かされた雪下にんじんはどのように作られているのか?
生産者の島田さんに色々とおうかがいいたしました。
それによると・・・
雪下にんじんは、夏に種が蒔かれ、土の中で徐々に大きくなっていき、
雪が降る頃でも収穫をいたしません。
▲雪下にんじんは雪深い中の土に眠ります。
春となり除雪機で畑の雪を取り除いた後に、
収穫を始めます。
▲春になりましたがまだ雪は1m以上積もっております。
雪の下、温度0度の安定した土の中で、
じっくりとにんじんは果肉に甘みを詰め込んでいきます。
こうして出来上がった雪下にんじんは非常に甘みが強く、
にんじん特有の癖もほとんどない為、まるでフルーツのような味わいになるのです。
旬は4月だけ。実も柔らかなひとみ五寸と言う品種で作られた、