お茶には出物(でもの)と呼ばれる、
製造時に出てくる茶葉があります。
いわゆるお茶の訳あり品とも言えましょうか。
その出物の中に、芽茶(めちゃ)と呼ばれるお茶があります。
芽茶と言う名前の通り、非常に細かい芽の先端などの茶葉を集めた緑茶。
これが芽茶です。
芽茶はその形状から、香りや色、旨みが濃厚に出てくれます。
色濃く出た芽茶。
高級茶並みの品質が楽しめ、そのコストパフォーマンスに優れている事から、
隠れた人気商品となります。
ではいったい芽茶は、どの工程で出てくるもの、
出物となるのでしょうか?
一般的なお茶の製造工程は以下の流れとなります。
① 茶摘み
② 製茶加工(茶葉を緑茶の状態に加工する事)
蒸し ➡ 葉打ち ➡ 揉み ➡ 乾燥
③ 仕上げ加工(選別)
電気選別、風力選別、色彩選別など
④ 真空保存
⑤ 火入れ・焙煎
⑥ 茶葉のブレンド
⑦ 袋詰め
「芽茶」はこの工程の中で、③の仕上げ加工の風力選別によって分けられます。
こういった選別機を使います。
風で飛ばされた細かいお茶を集めたのが芽茶となります。
(ちなみに電気選別で分けられるのが、茎茶となります)
お茶を作る工程表を見る限り、
ほぼ正規品と変わらない工程で茶葉となった芽茶。
お寿司屋さんや料亭など、
お茶をたくさん使うプロにも重宝される緑茶です。
高島園では無農薬で玉緑茶を作っており、
芽茶も当然無農薬の一番茶のみを使っております。
多くの口コミを頂いておりますが、
やはりコストパフォーマンスに優れている点がご評価を頂いております。