知る人ぞ知る?100年以上つづく富山県の呉羽梨

知る人ぞ知る?100年以上つづく富山県の呉羽梨

 

富山県の中央に位置する呉羽地区は、

明治30年代から和梨の栽培が始まりました。

 

粘土質の土壌でありながら傾斜地で水はけ がよく、

これが梨の栽培に適した環境であった事から栽培面積が広がっていきました。 

 

樹になる呉羽梨

 

呉羽梨は地元で愛され、梨コロッケや肉の下ごしらえに使われたり と、

生活の一部として存在するようになったと言います。

 

また地元の学生には摘果や収穫体験などのカリキュラムがあり、

子供の頃から身近に呉羽梨を感じられる環境になっております。

 

樹勢のつよい呉羽梨

 

東京の中央市場には全国各地の梨が集まっていますが、

この呉羽梨を見かける事はありませんでした。

   

気になるその品質は・・・

  

試食をしていみると、切り口から果汁がじわりと溢れるジューシーさ。

そして糖蜜のような和菓子を想わせる甘さが口に広がり、

和梨特有の香りが鼻孔につき、ほのかな酸味が後味を締めくくる。

 

呉羽梨を切ると滴る果汁

 

 「これは美味しい地域の梨だ」

と実感し糖度を計ったところ、

 

13度。

 

呉羽梨の糖度はなんと13度超

 

 高級梨で名高い産地の糖度基準をクリアしておりました。

 

では・・・、

こんなに高品質の梨、

100年以上つづいているのに、なぜ全国に出回っていないのか?

 

カットした呉羽梨

 

やはり地元富山県で愛され続けている梨。

生産された梨がそこで消費されるという、

真の意味での地産地消がおこなわれている呉羽梨。

 

それが門外不出な部分になったのかもしれません。

 

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石川梨園の呉羽梨がリレーする品種についてはこちらのブログから

品種リレーする富山県代表赤梨の呉羽梨

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