味の表現の基本として「滋味深い」という言葉があります。
(じみぶかい)、調べてみると栄養価に富んで味の良く感じられることだそう。
滋養の「滋」という字と、味が結びつく熟語という事で、
さんずいの漢字から草冠に注ぎ込まれるような、
体の中から何かみなぎる栄養価が含まれた味わい、そんなイメージがつきます。
食べ物全般で「滋味深い」ときというのは、やはり旬の最盛期ではないでしょうか。
旬には一般に「はしり」「盛り」「なごり」という時期がありますが、
この「盛り」の時期が一番、滋味深し。
初秋の頃にバーベキューを行い、滋味を感じる、そんな体験をしてきました。

北海道の新さんま。「新」と言えども、これは「盛り」の頃。
放っておくと燃え出してしまうほどの脂ののり具合。
これからの回遊に備えた、備蓄たっぷりのさんまは、
とてつもなく旨い。1尾100円を切るのを待っていられません。

岩ガキ。これは「なごり」の頃、と言えど、
岸壁に張り付く自然に近い岩ガキの肉質は、
どんな季節でも滋味深い。
たっぷりとその栄養を内包して、口の中でそれらを一気に解放。
これが何とも旨い。
旬を大切にし、盛りの滋味深さをたっぷりと味わう。
これが四季というボーナスをもらっている、日本人ならではの贅沢。
ありがたく頂戴。
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